超望遠レンズを買おう

一眼レフを手に入れ、航空祭へ、サーキットへ、するとバカでかいレンズを付けたカメラで撮影する人々が
ああいったレンズではどんな写真が撮れるんだろう、使ってみたいな、と思ったらもう逃れられません、買いましょう。
お金をためて、あるいはボールペンやカードを握りしめて、カメラ屋へ。家に持ち帰りトランクケースから取り出し、カメラに装着、ずっしりとした重みに満足感を覚えることは間違いないでしょう。
でも、レンズを買っておしまいじゃないんです。いろいろ必要なものがあることに気づくでしょう。そこが沼の始まりです。
・保管場所
保管場所としては防湿庫が安心です。そう高くない電気代で、カメラを湿度・カビから守ってくれます。
僕が使っているのはこれです。

超望遠レンズは立てて収納するのが省スペースでしょう。この防湿庫なら、下の段の引き出しを取っ払ってしまえば、大口径超望遠レンズが2-3本収納できます。
僕は、Canonの800/5.6と、Nikonの500/4の2本の超望遠レンズと、Canonの200/2とNikonの300/2.8の2本、合わせて4本のレンズを下の段に立てて置いています。
・運搬
購入するとレンズケースがついて来たりしますが、たいていレンズ以外のものが入らず不便です。カメラバッグを使うことをお勧めします。
僕は主にコレを使っています。大きなリュックで重たいですが、たくさん入るのが魅力です。
800mm、600mmでもテレコンなしでフード逆づけならカメラを付けたままギリギリ、サンニッパクラスならフードがそのままでも収納できます。
最近は、800,500にカメラ2台を入れています。

撮影地などではコレをよく見ます。比較的コンパクトで、両肩で背負えるので楽そうです。僕も欲しいです。

テレコンやフィルタなどは別にウェストポーチに入れておくのも便利です。

・アクセサリ
きれいに使いたいという人はレンズコードでレンズをキズからガードしましょう。僕は使いませんが。
各レンズ用が、検索すると出てくると思います。

レンズフットを交換すると、アルカスイス規格のクランプに直付けできたり、プレートを別途つけるよりも低重心化できて便利です。鳥撮りの方々以外ではあまりみないんですが、一脚を多用するサーキット撮りなんかではとても便利だと個人的には思います。
これも各レンズの専用品が各社から出ています。B&Hなどで探した方がみつかるかもしれません。
同じレンズ用でもメーカーによって、高さなど違って、使い勝手に違いがでてくるので注意です。短すぎて重心は低くなるものの、取っ手として使いづらくなるものなどもあります。僕は三脚座のあるレンズはすべて交換しています。

雨の中も撮りたいならレインカバーを用意しましょう。防滴は防雨ではありませんので。
僕が使用しているのは、これの旧バージョンです。上からかぶせるだけみたいなものが多い中、しっかりフィットして手持ちでも比較的使いやすいです。
http://www.thinktankphoto.jp/product/raincover/822.html

・三脚/一脚/雲台
これらはかなり好みが分かれそうなものです。
一脚・三脚はGITZOの5型を使われる方が多いようです。僕も一脚・三脚ともにGITZOの5型は所有しています。実績もあり、とりあえずハズれはないでしょう。
GITZOのシステマチック三脚は、雲台取り付け部を交換できて、さまざまなアクセサリ、特にビデオ雲台用のアダプターが使えるのがメリットです。
ビデオ雲台に決め打ちするなら、ビデオ三脚も使えますが、たいてい重いです。ただ、強固なビデオ三脚は、GITZO5型よりもはるかにガッシリしています。
雲台は、主流はジンバルとビデオの2派だと思われます。
ジンバルは雲台の重量が軽く、ビデオは重いです。
この2つの雲台をそれぞれ購入しましたが、今はジンバル雲台は売ってしまいました。ビデオは重いですが、ファインダーも安定し、ブレずらいです。
ただ、価格差がある2機種ですので、もっと同価格帯で比べるとどうなるかわかりません。

http://www.sachtler.com/us/products/camera-support/fluid-heads/product_fluid-heads-100-mm_dv-12-sb.html
底面がネジ止めでないビデオ雲台は75mm、100mm、150mm(メーカーによっては他にもあるようですが)の規格があり、システマチック三脚で使用する場合、それらに対応したビデオアダプターを使用します。150mm用のアダプターはたぶんありませんが、雲台自体がとんでもない重さだったりするので、よほどのマニア以外は気にする必要はないと思われます。